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妊婦の旅行準備など

 妊娠5カ月の妻と海外旅行だったため、どんな準備をしたら良いのか迷いましたが、あとで何かあっても自分の責任で旅行しているため、最低限かつできるだけの準備はしていこうと心掛けました。
 妻は普通の妊婦に比べ、ふだんから「妊婦にしては元気すぎ」とか言われているようです。特に体力がある訳でもなくどちらかというとヘタレで痛みに弱い人なのですが、ごく初期に安静とか小食になった以外は、つわりもなく普通に過ごしているという、そばで見ていても妊婦ってこんなに元気なものだろうかと不思議に思っていました。ですので、同じ妊娠中の安定期という条件でも、体調によっては真似したら大変なことになるかも知れませんので、十分ご注意ください。たまたまうまくいっただけかも知れません。

 私たちの前に妻の同僚が同じく妊婦でニュージーランド旅行をしたときに、船や長時間のバスがだめだったということを聞いていました。そのため、今回の旅行では「バスツアーには参加しない」「船には乗らない」という前提で旅行の予定をしました。セーヌ川のクルーズには乗ってしまいましたが、ゆるい川だったので車より揺れませんでした。
 飛行機は乗らざるを得ないので直行便を指定しました。機内にいる間揺れは必ずあるので、クッションの代わりとなるフリースのブランケットを2枚と、平らなエアクッションを持ち込みました。結局機内で借りた毛布1枚とブランケットを座席に敷いてその上に座り、腰の後ろにエアクッションをして衝撃を吸収しました。座る位置が高くなり、シートベルトをした時にベルトの位置が下がるので楽だったようです。レンタカーの中でも同様にクッションを使っていました。

ハイマウント レジャークッション エアクッション
折り目が2つあるクッション。丸めて留めれば枕や足置きにもなりますが、今回は平たく使ってクッションにしていました。


 さらしなどの腹帯は、日常あまり使っていないのですが、念のため揺れる際だけ利用しました。飛行機では綿のさらしの腹帯をしていましたし、レンタカー内では簡単に着脱できる幅広のベルトみたいな妊婦帯をしていました。どちらもどこまで効果があったかと言われると答えにくいのですが、万一の際の保険だと思えばあって良かったと思います。

ベルトで調節簡単ワンタッチ妊婦帯 0650 妊婦帯
レンタカーの時にはこれを使いました。これなら割と装着は簡単です。


 もし病気になって医者にかかった時に、こちらの状態を素早く伝えられるように、産婦人科での検査結果などのコピーにフランス語の訳を添えて持って行きました。フランス語に訳すのにはWorldLingoのFree Translation Toolsを使っていたようですが、この作業にはかなり時間がかかったようです。それ以外にも何かトラブルの際でも会話ができるよう、ヨーロッパの6か国語の会話帳を持って行きました。もちろん日常会話にも使えるものですが、トラブル時に本領発揮するものとして準備しておくと安心です。

六カ国語会話 ヨーロッパ・アメリカ編(英・仏・独・伊・西・日) 会話集
4533013198


 持っているクレジットカード付帯の海外旅行保険では妊婦には利かないようでした。AIUの保険でも、妊娠22週までしか保険が利かないようでした(代理店での情報)。あまり遅めの旅行を計画してしまうと保険が利かなくなってしまうかもしれないです。

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■行った人
・私
この記録を書いた30代男。モンサンミッシェルを見たかったのと、TGVに乗るのが主な目的。LinuxZaurusユーザ(SL-C860)で、今回の旅行にも携行。フランスはおろかヨーロッパも初めて行った。
・その妻
今回旅行に行きたいと言い出した張本人。海外旅行好きな妊娠5カ月、なのに元気すぎ。パリは3回目だが、過去は旅行会社のツアーでじっくり見ていないとのこと。