ホームページを作成するときの内容に関する注意と、HTMLタグのバージョンについて説明します。
【ホームページを作成するときの内容に関する注意】
- ホームページを公開することは、公の場で発表するのと同じことです。他人に対する配慮とともに、自分を守る手段も講じておきましょう。
- 誹謗(ひぼう)・中傷や、犯罪関係は当然禁止です。他人を不快にさせる表現も慎みましょう。
- 個人の情報は極力表に出ないようにしましょう。個人の住所・電話番号を掲載するときは、リスクを伴う可能性があることに注意して下さい。
- 他の人や組織が作成したものやその写真(複製物)を掲載することは著作権等を犯す恐れがありますので注意して下さい。
個人所有のキャラクターグッズの写真を掲載しても違反する可能性があることを知っておいて下さい。
また、公開した場合には必ずしも他の人に使用を制限できるとは限らない(著作権等を主張できない)ので、重要なものは不用意に公開しないように気をつけましょう。
【HTMLのバージョンについて】
- HTMLにもバージョンがあり、4.0が現在用いられつつあります。しかし、4.0から新たに採用されたタグにはまだ対応していないブラウザ(また、そのバージョン)があります。
- 本講座では、現在より多くのブラウザで対応しているタグを中心に学んでいきます。そのため、必ずしも最新のタグでは無い場合があります。
また、すべてのタグおよび属性を網羅していません。参考となるHPの項目からリンクしてあるページをご参照ください。
- いくつかのタグは廃止予定となっています。代用する手段が用意されている場合がほとんどです。
- 文字の飾り付けや色の指定、文章の配置などはスタイルシートへと移行予定です(音声変換等に対応するため)。
ただし、しばらくは併用できる状態が続くと予想しています。
【ホームページの表示のされ方】
- いま自分の見ているとおりに、他の人が別のところから見ても同じように見えるとは限りません。違うのが当たり前と思って間違いありません。
- それぞれが見るパソコンの種類やウインドウの大きさ、ブラウザの種類やバージョン、プラグインの有無、フォントの種類や大きさの初期設定、読み込むデータの種類の設定、読み込んだデータ処理方法の設定など、多くの設定項目があります。それにより、表示のされ方が異なることになります。
- 重要なのは「異なる環境でも同じように見せる」ことではなく、「異なる環境でも同じ内容が伝わる」ことが大事です。無理に同じように見せようとしてデータを増やしてしまい、相手に負担をかけることがないようにしましょう。