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「タグ」って何?

ホームページの作成に使うタグとは何か、そしてタグをどう扱うかを説明します。

 「タグ」はもともと荷札やつまみ金具などを意味する言葉ですが、HTMLでは文章にいろいろな意味を付け加えるもののことを指します。
 もともとホームページ自体はテキスト(文字)だけで書かれていて、「色を付ける」とか「ハイパーリンク(単にリンクとも言う)をする」などはすべてタグによって表されています。画像・映像・音声など、テキストで表現できないものは、別の場所にデータとして保存しておき、タグでその場所を指定しておくと、実際見るときには一度に表示されるようになっているのです。
 これらのタグは「<」と「>」で囲まれて表現されています。たとえばこの項目の上下に水平線がありますが、これはタグを使うと「<HR>」となります。こういったタグを使いこなすことでホームページが作成されているのです。


 タグを扱う方法は大きく分けて2種類です。
 HTMLのタグを直接書く方法とホームページ作成ソフトを使ってタグを意識せずに扱う方法です。どちらの方法でもホームページを作ることには変わりませんが、それぞれ一長一短です。

 ホームページ作成ソフトは何種類もあり、製品版のものから無料で使用できるフリーウェアのものまでバリエーションが豊富です。もちろんそれぞれのソフトウェアでできることもいろいろで、余程のソフトでない限り完全に対応しているとはいえません。また、時がたつにつれ、より表現方法がバリエーション豊かになるため、最新のものに対応したものを手に入れるのは費用もかさみ面倒です。まだ多くのソフトがタグの扱い方にこなれていないため、見えないところで無駄な部分が生じたり思い通りに表現できなかったりしています。

 HTMLのタグで直接書く方法では、特別なソフトを必要としません。この場合、ホームページのほとんどを文字で表わします。新しいものもどういう風に書けば判れば、すぐに対応できます。ただし、画像などは別に用意する必要があります。
 タグを記述するにはWindowsの「メモ帳」やMacintoshの「SimpleText」といった文字が打てるものでも充分です。「テキスト形式(.txtなど)」で保存できるのであれば、使い慣れたワープロソフトでもできなくはありませんが、混乱することがあるのでおすすめしません。できれば「EmEditor Free」(Win)や「Yoo Edit」(Mac)などのモノスタイルのテキストエディタを使うことをおすすめします。
 しかし、全てのタグをキーボードからいちいち入力するのは面倒だ、と思うことでしょう。「タグで表現したいが、手間は省きたい」という場合、HTMLエディタなどと呼ばれるタグの入力を補助するソフトもあります。画面上ではすべてタグを表示させますが、タグの入力を「ボタンを押す」とか「ショートカットキー」とかの簡単な操作でできるのが特徴です。フリーウェアなど数多くの種類があり、利用者の技術によって使い分けることも可能ですが、まだ定番となるフリーウェアがなく紹介は別の場に譲ることにします。
 なお、99/11時点での情報として、個人的におすすめできるフリーウェアは、「SHE(Speed HTML Editor)」(Win)、「TTT Editor」(Win)、「ミミカキエディット」(Mac)などがあります。